audiobook.jpの聴き放題プランには約1万冊もの対象コンテンツがありますが、その中の一つである女子大生会計士の事件簿<前編>を実際に聴いたので、その感想をまとめました。
原作は有名な山田真哉さんの小説ですが、本を読むのとオーディオブックを聴くのとの違いを実感できる内容だったので、audiobook.jpに限らずオーディオブックが面白いのか興味がある人は参考にしてみてください。
女子大生会計士の事件簿<前編>について
女子大生会計士の事件簿とは山田真哉さんの小説が原作で、そのドラマ放送期間に私は知ったんですが、ドラマも小説も気にはなっていたけれど、なかなか時間がなくてどちらも見ていないんですね。
テレビドラマ版の名前を番組表で見かける度に気にはなるものの、録画して見るような時間もなく、内容については全く知りませんでした。
ですがaudiobook.jpの聴き放題プランに加入してから、対象作品として追加料金なしで聴けることが分かったので、移動時間などのちょっとした空き時間を使って楽しむことが出来たので良かったです。
女子大生会計士の事件簿というタイトル通り、話は女子大生である中心人物の藤原萌実も登場するし、聴く前は主人公だと思っていました。
ですがオーディオブックを聴き始めてみると、実際には柿本一麻(カッキー)視点が中心になって話が進んでいくので、女子大生に惹かれていた自分としては少し残念。

ただし、個別に購入するとこの前編だけでも1,296円するから、この一作品だけでもaudiobook.jpの聴き放題プランの元は取れますし、月額750円で残りも楽しめるからとてもお得でした。
オーディオブックならではの臨場感があって面白い
女子大生会計士の事件簿をオーディオブックとして聴き始めてすぐに感じたのが、単なる朗読ではないので、臨場感抜群でとても面白く聴けるということです。
プロのアナウンサーや声優などが一人で朗読するオーディオブックもありますが、これはドラマのように登場人物ごとに違った声優さんが起用されているので、声によってすぐに誰が話しているのかが判断できるのが良いですね!
女子大生の藤原萌実役はやっぱり女の子らしい可愛い声なので、聴いていて楽しくなります。
しかも効果音やBGMなどもしっかりと入っているから、なんとなくオーディオブック=朗読というイメージが覆りました。
当然ですが誰のセリフかなどと言う説明文は必要なくなるので、どんどんとストーリーが進んでいくから没入しやすくて良かったです。
私は小説を読むときも情景描写などは時間がないと読み飛ばすタイプなので、効果音や声優さんの演技によってダイレクトに状況や気持ちが判断できるから分かりやすさも抜群でした!
女子大生会計士の事件簿<前編>の感想
話の内容的には会計士の事件簿ということで、企業の不正会計(裏金など)に関するものが中心(他に企業のある地方の名物なども)になりますが、文字だと丸々読み飛ばしそうな専門用語などもカッキーが声で説明してくれるので、聴いているだけで企業会計や簿記に詳しくなった気になれます。
事件簿と言っても探偵ではなく会計士なので、人が死ぬようなこともなく、カッキーの残念なキャラと合わせて気軽に楽しめる話題です。
ただしあまりにもカッキーのキャラがダメすぎて、聴いていて「それぐらい分かるだろ!」と突っ込みたくなる場面も。
萌実は会計に関して「だけ」正義感が強く、不正を許さない姿勢や執念は凄いものの、他の部分では自己中で振り回されるカッキーとの掛け合いが面白かったです。
ストーリーの佳境では派手な効果音と共に萌実が企業の不正を指摘するため、シリーズを通して安心して楽しめる良い演出だと思いました。
聴き放題プランなら後編も追加料金は必要なし
今回audiobook.jpの聴き放題で聴いたのは、女子大生会計士の事件簿<前編>なので、当然のように<後編>もあります。
ですが聴き放題プランでは後編どころか、Season2も対象作品になっているので、追加料金を払うことなく月額750円だけでしっかりとシリーズを満喫することが出来るから大丈夫。

テレビドラマは自宅にいないと見ることが出来ないし、小説を購入して読むほどの時間がなかったので、気軽にスマホで聴けるオーディオブック版でやっと楽しめました。
「女子大生」と「事件簿」の文字が気になっていましたが、想像以上の楽しい内容でもっと早く利用しておけばよったと思ったほどです。